Command Inbox で AI 社員に指示を出す

MIERU CREW 操作マニュアル — チャットで仕事を頼み、成果物・承認・通知を受け取る

このマニュアルでできること

採用した AI 社員に Command Inbox(チャット画面)から仕事を頼み、結果を受け取る方法を説明します。オンボーディングAI やLLMコスト管理 AI との会話も同じ画面で行います。

ペルソナ・スキル・コネクタ・MCP・チャネルといった部品が何をしているかは「AI 社員の動作原理(しくみの分解図)」で図解しています。
本マニュアルの操作にはログインが必要です。指示を送れるのは Owner / Admin / Operator / Developer ロールです(Viewer は閲覧のみ)。
1Command Inbox を開く

Office View で AI 社員のカードをクリックすると、その AI 社員の Command Inbox に着地します。以降はサイドバーの AI 社員名の下にある Command Inbox からいつでも開けます。上部に AI 社員の状態(待機中/解析中など)が表示されます。

Command Inbox(チャット画面)
2指示を書いて送る

下部の入力欄に、人に頼むときと同じ言葉で書いて「送信」します。AI 社員はペルソナの定義(役割・手順・判断基準)に従って応答します。コツは次のとおりです。

3会話(セッション)を使い分ける

右側のセッション一覧には会話がまとまって並びます。続きの依頼は同じ会話を開いて送ると、前のやり取りを踏まえて応答します。別の話題は「+ 新しい会話」から始めてください。会話はデータベースに保存され、ブラウザや画面を閉じても残ります。

セッションはテナント内で共有されます。同じ会社のメンバーは他のメンバーが始めた会話も一覧で見え、続きを送ることもできます。個人的な内容は書かないでください。
4応答と状態を読む
表示意味
解析中… / 実行中…AI 社員が作業中です。数十秒〜数分かかることがあります(画面はリアルタイムに更新されます)
完了応答が返っています。成果物があればチップが付きます
承認待ち書き込みなど承認が必要な処理があります。全社承認ボードで承認または却下してください
失敗処理に失敗しました。多くは LLM の設定(トークン未登録・予算切れ)か、必要なコネクタの未接続が原因です(下記「困ったとき」)
システム通知オンボーディングAI のビルド完了や RouteHub 変更の適用結果など、システムからの通知が会話に差し込まれます

実行の記録は同じサイドバーの Task Board(タスク一覧)と Audit Log(監査ログ)で確認できます。そのAI社員宛の承認は Approval Center、全社の承認は全社承認ボードに届きます。

5Slack / Teams / LINE からの会話も同じ場所に

チャネル連携を設定すると、Slack などから届いた指示とその返信も同じセッション一覧に「Slack」などのラベル付きで並びます(設定は「7. チャネルへの連携方法」)。

Command Inbox(チャネル経由の会話が並んだ状態)

標準 AI 社員(Manager / Guardian / LLMコスト管理)に話しかける

最初から在籍している Manager AI・監査・セキュリティ AI(Guardian)・LLMコスト管理 AI にも、同じ Command Inbox から話しかけられます。「あなたは何ができますか?」「このアラートはどういう意味?」のような質問には、それぞれの役割や監視ルールを踏まえて会話で答えます。

ファイルを渡す・受け取る

Command Inbox では、AI 社員にファイルを渡して作業させたり、AI 社員が作ったファイルをダウンロードしたりできます。

AI 社員にファイルを渡す(添付)

  1. 入力欄の左にあるクリップのボタンを押してファイルを選びます(複数可)。選んだファイルは入力欄の下に表示され、✕ で外せます。
  2. 「この CSV の売上を部門別に集計して」のように指示を書いて送信します。指示文が空でも送れます。
  3. ファイルは送信時に AI 社員の受け取りフォルダ(サンドボックス内の /in/)へ置かれ、指示文の末尾に「【添付ファイル】」としてパスが自動で付きます。AI 社員はそのパスを読んで作業します。
添付できるのは xlsx / docx / pptx / pdf / csv / tsv / txt / md / json / html / png / jpg / gif / zip、1 ファイル 10 MB・1 回 5 ファイルまでです。受け取りフォルダのファイルは 7 日で自動削除されます。AI 社員は受け取ったファイルを承認なしに外部へ送ることはできません。
ファイルを添付して送信した Command Inbox

AI 社員からファイルを受け取る(成果物)

AI 社員が作成したファイル(Excel・Word・PDF・CSV など)は、返答の下に ⬇ ファイル名 のチップとして表示されます。クリックするとダウンロードできます。Task Board のタスク詳細からも同じファイルを取得できます。

AI 社員側の規約として、ユーザーに渡すファイルは成果物フォルダ(/out/)に保存するとタスク完了時に自動で回収されます。「結果を Excel で出力して」のように出力形式を指示すると確実です。1 ファイル 10 MB・1 タスク 10 ファイルまでです。

PDF や画像を渡して読ませる

PDF を添付して「この規程の経費精算の期限は?」のように聞くと、本文が自動で AI 社員に渡り、内容に基づいて答えます。画像(png / jpg)を添付すると、AI 社員はその画像を見て答えます。Manager AI や監査・セキュリティ AI のような閲覧専用の AI 社員でも同じです。

読めるのは添付した PDF(20 ページ・10 MB まで)と画像(6 MB まで)です。URL を渡しても AI 社員は取りに行けません(外部への通信は遮断されています)。スキャン画像だけの PDF はページ画像として解析されるため、文字の PDF より時間と費用がかかります。

AI 社員は覚えている?

同じ会話(セッション)の中では、前のやり取りを踏まえて答えます。会話をまたいで覚えてほしいことは「覚えておいて」と伝えてください。AI 社員が記憶ノートに書き、次の会話で「前に話した〜の件」と触れると検索して思い出します。詳しくは「AI 社員の動作原理」の「AI 社員の記憶」をご覧ください。

画像・動画を作らせる

メディア生成コネクタ(media)を持つ AI 社員には、「会社案内の表紙イラストを 1 枚作って」「この商品写真の背景を白にして」「8 秒の紹介動画にして」のように頼めます。

画像を生成した Command Inbox(サムネイルとダウンロードチップ)
使えるモデルは「3. コストAIで RouteHub を設定する」の「画像・動画を作るモデルを追加する」で登録します。AI 社員に media コネクタを追加するには、オンボーディングAIに「この AI 社員に画像生成を追加して」と頼んでください。

Web ページを読ませる

コネクタを使える AI 社員(Web 調査以上の権限)は、URL を渡すとそのページの本文を読んで答えられます。「この URL の内容を要約して」のように頼んでください。読めるのは、その AI 社員が宣言しているドメインと、管理者が Connectors 画面の「Web 閲覧許可ドメイン」に登録したドメインだけです。それ以外の URL は遮断され、監査ログに残ります。

検索は Web 検索コネクタ、ログインやフォーム送信などページの操作は Web コネクタ(承認制)が担当します。取得した内容は「外部の未信頼データ」として扱われ、ページ内の文章が AI 社員への指示として実行されることはありません。閲覧専用の標準 AI 社員(Manager AI など)は Web ページを取得しません。

音声を作る・文字起こしする

画像・動画と同じ AI 社員(メディア生成を宣言した AI 社員)に頼めます。「この案内文を読み上げ音声にして」と頼むと mp3 が返答の下に再生プレーヤー付きで届きます。会議の録音(mp3 / wav / m4a / ogg、25 MB まで)を添付して「文字起こしして議事録にまとめて」と頼むと、本文を読み取ってまとめます。

読み上げは 1 回 4000 文字まで(長い文章は分けて頼んでください)。費用はその AI 社員の月次予算から差し引かれ、読み上げは 1 時間 30 件・文字起こしは 1 日 30 件が上限です。音声のモデルは LLMコスト管理 AI に「読み上げと文字起こしを使えるようにして」と頼むと設定できます(「LLMコスト管理 AI の設定」を参照)。

困ったとき

症状対処
送っても「失敗」になるLLM のトークン未登録・無効(「2. メインの LLM トークンを 1 つ登録する」)、月次予算の使い切り(LLM Control > Budgets)、Kill Switch の発動(Settings)を順に確認してください
コネクタを使う指示が「APIキーの設定が必要」で止まるConnector Settings で該当コネクタの API キーまたは OAuth 接続を管理者が設定してください(「外部サービスを AI 社員に操作させる」)
書き込みが実行されない承認待ちです。全社承認ボードで承認してください。承認しても実行されない場合は Write Kill Switch を確認します
前の会話を踏まえてくれない新しい会話になっています。右のセッション一覧から続けたい会話を開いてから送ってください
それでも動かないAgent Store からペルソナを選んで採用する」の「AI社員が動かないとき」を参照してください

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